台北から車で1時間余
九分(タイトルのように人偏が付きます)・金瓜石(台湾東北部)
台北の市内から車で、高速道路を通り一時間ぐらいで太平洋側の海岸線に着く。 ここは鼻頭角というところで、鉄分の多い岩を、海水が浸食してできた珍しい形の石がいっぱい。 ここから100キロ先は、もう日本の領土で沖縄まで船で一日ぐらいらしい。
金瓜石・九分は金鉱山のあったところで、30年程前に廃鉱になり今はもう採掘していない。 険しい山の中に突然できた、ゴールドラッシュに沸いた町が今もその時代の建物と一緒にある。 錆付いた変電所の跡があるかと思うと、きらびやかな寺院があったり、山肌に沢山の墓地があったり、金の博物館もある。どこにも出掛けられないほどの山奥には全寮制の学校もあると聞いた。
九分は、最近ベネチア映画祭のグランプリ作品『非情城市』の舞台になったところとして休日のお出掛け先になっているらしく、とても混み合っていた。 日本人の金鉱で働いていた人々の宿舎が、まだそのまま旅館として営業していたり 狭い路地の両側は土産物屋や食べ物屋、喫茶店、などがひしめきあっている。
日本の企業が金を採掘していたころに、皇太子時代の昭和天皇も招待されて、この地を訪れたこともあったそうだ。 街全体が山にへばりつくようにできていて、ちょっぴりレトロな懐かしさを感じるところです。
ここの名物は草餅、サツマイモのお団子など。 電車とバスを乗り継いで行く事もできる。

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鼻頭角海岸
鼻頭角海岸
鼻頭角海岸
たけのこ岩の説明
たけのこ岩
別の角度から・・・
セブンイレブンの脇から入っていきます!
狭い路地に、お店がいっぱい!
このような丘の上に集落があります。
下に見えているのは、その昔レストランだったところ。
悲情城市のロケが行われたお店。
その入り口。
映画館
今は、廃墟となっている。


直線上に配置